Eg腰上オーバーホール(なのか?w)


総走行距離約13000km超のdioくん。そろそろEgもくたびれて いるだろうと言う事で腰上のみO/Hを行おうと思います。

とりあえず変更する部品は
シリンダー、ヘッドガスケット・ピストンリング・シリンダーヘッド
後はピストンや排気ポートに付着したカーボンを適当に落とします。

先ずはチャンバー外しましょう。メットイン等外さないと取れませんのでその部分はチャンバー取り付け参 照。
←走行約5000kmのベリアル・グランドスラム。サイレンサーは結構綺麗ですがエキパイの錆が結構酷い・・・。今度塗装しなくちゃ!

チャンバーを外しました!って感じの画像(ぇ
チャンバー無いとすっきりしますね(笑

Egをばらすので、当たり前ですがEgカバーをはずさなきゃいけませ ん。
僕のdioくんは空冷なので(というか原付は大抵空冷です。)強制的に冷やすためのカバーが付いてるんです。

左右二つに分かれていますので先ずは冷却ファン側を外します。
白で囲ってあるボルトを外してください。

お次はここです。見えにくいですが頑張ってください。

あとこのカバーを外す前にプラグキャップは最低限ぬいとかないとカバー が外れませんので抜いちゃってください。硬いので根性で(ぇ
プラグは外さなくてもいけますが念のため外しておきます。

プラグの焼け色チェック!う〜ん半分黒で半分キツネ色・・・。若干濃い 目かな?Egには一番優しい燃調だと思いますよ(本当かよ

2本のボルトを外すとカバーが外れます。

ファン側が外れましたので、今度はプーリー側を外しましょう。こっちは 少しメンドイですがファイトですっ!

先ずはここ。ここはすぐ目に付くのですが・・・

二つ目。この画像だけじゃ少し分かりにくいですが説明のしようが無いの でサービスマニュアルを見ると良く分かると思います(オイ

ここは目に付きにくい(マニュアル見るまで気づかんかったw)上にレンチが非常に入りにくいですのでたち悪いですね。
エクステンションがあると重宝しますよ。

ふぅ〜。何とか外せました。

これでやっとEgとご対面!う〜んシリンダーサビサビ〜♪
しかもヘッドからなんか漏れとるし・・・。

ここからやっとEgバラシに入ります。
シリンダーヘッドに4本のボルトがありますのでこちらをすべて緩めてください。
外す時なんで別に良いと思いますが一応対角線で緩めた方が良いと思います。

外れました〜。右にある板みたいなのはヘッドガスケットと言うモノで す。

どわぁ〜カーボンいっぱい付いてるよ!!
まぁヘッドは新品にするので良いですけどねw

で、こちらがシリンダー本体です。上に引っこ抜いて外すのですが当分ば らして無いとシリンダーガスケットが固着して外せないので・・・

ゴムハンマーで軽く叩いてやります。そうすると普通は外れると思いま す。自分の場合は外れなかったので、シリンダー下部をドライバーでこじって外しました(笑

*ハンマーで叩く時はあんまり力任せに叩かないで下さいね。クランクシャフトに繋がったピストンが中にあるのでヘタするとクランクシャフトが歪みます。
クランクシャフト交換は腰上O/Hよりも全然ムズイです。しかもバイク屋に頼むと4万は平気で取られます。気をつけましょう。

取れました!するとピストンくんが現れます・・・が!そこでピストンく んとずっと見つめあっていてはいけません。ピストンの下にはクランクシャフトがあるのでそこに異物が入ったりするとEgぶっ壊れます。

なので←な感じでウエスで塞いでおきましょう。

ていうかピストン真っ黒ですね(爆
あまりにも真っ黒いんでパークリぶっ掛けながら手で落としました(笑

外されたシリンダーです。

シリンダー内はいたって綺麗です。80km/h越すと異音がしてたから 傷とか付いてるかなと思ったんですがスゴク綺麗で良かったです。

と思ったら排気ポートに無数のカーボンがぁ!!(爆死
落とす気マンマンだったけどこれ見るとちょっとやる気無くしました(ぇ

一応この後リューターで少しだけ落としました(というか少ししか落とせなかった)がまだたくさんカーボン残ってましたw
今度程度の良いAF28ZXのシリンダーでも買おうかな・・・。それかKNのノーマルボアシリンダーとか・・・。

ピストンのカーボン落としました!上の画像と比べてみると一目瞭だと思 いますw

先程も言いましたがピストンリングを交換します。通常リングは2つありまして、上のリングをトップリング、下のリングをセカンドリングといいます。

デイトナのオーバーホールキットのリングを付けたのですが、シリンダーが入らないので確認するとトップリングが凄くきつくくっついちゃってました。無理に 取ろうと思ったら「ボキ!」。。見事に折れましたorz
なのでもう1本の新品リングをトップに、使い古したリングをセカンドにつけました。名づけて「ピストンリング1.5本仕様」!!(何

リングは少なければ少ない方が抵抗が無いので効率は良いのですが、耐久性が無くなります。まぁ自分のは耐久性そこそこ効率そこそこってことでww

お次は・・・Eg組み込み完了です(ぇ
色々頑張ってたので写真を撮る余裕が無かったもので・・・。申し訳無いですm(__)m

←はカバー組む前にEgの始動確認をしたかったのでチャンバー組んだ画像です。
最初セルギア抜いてたの忘れてて、セルボタン押しても変な電気音しか聞こえなかったのでビビりましたw

シリンダーヘッドのボルト組む時は緩める時と同じく対角線上に締めて下さいね。あと締め付けトルクを守ること。コレ絶対!
Egは熱で膨らむ「熱膨張」という現象が起こりますのでトルク守らないと壊れます。まぁ半分適当でいいと思いますけどねw
自分は念のためトルクレンチを使いました。
あとあと!ボルトを締めたら→キック、締めたら→キックを繰り返しながらボルトを締めてくださいね。これはピストンのセンター出しです。これもやらないと Eg壊れる恐れがあります。。

というわけでセルギア組みなおしてセルボタンPUSH!!
Eg掛かったー!!(感涙
自分が組んだEgが掛かると何故か物凄く感動しますね。マジ嬉しかったですよw

排気ガス見えますかね〜?一応証拠画像と言う事で撮ったつもりなんですが。。

証拠画像そのA。チャンバーの先っぽ見てもらえると分かる・・・かも? (ぇ

というかヘッドライトとテールランプが付いてる時点で証拠だねw

証拠画像そのB。実はこれがいっちゃん分かりやすい(笑
冷却ファンがぐるぐる回ってますね〜。クランクが回ってる証拠です。

あとはカバーとか色々ばらすときの逆でつけて下さいね!

とりあえず全部組んで少し走ってみたんですが・・・「めちゃかぶる」。
アクセル1/3で今まで通り進まずかぶってばっか!プラグ見るとガソリンで濡れてる!
とりあえず濃いと言う事でエアスクリューで調整。適当に戻すと(以前はきつく締まるまで締めてた)イイ感じ!今までと同じ感じでアクセル1/3開で走れま す。気持ちパワーバンドも早くなった&加速が良くなった感じw

後々分かったのですが、腰上O/Hしてエンジン効率が良くなった分、燃料が以前のままだと濃すぎてかぶったのだと判明しました。
「薄くして調子が良くなるならそれは全然良いことだよ!」by親父
伊達にアルテッツァ転がしてないね(笑
ただとりあえず普通に走るようにしただけなんでスクリューセッテはまだまだ詰められそうです。

あとピストンリングを新品にしているのでこれから100km位は慣らしのつもりで全開は控えようと思ってますので最高速等は少々お待ちを。。

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